現在日本の銀行における平均年利は0.001%前後と低金利ですが、世界に目を向けると日本国内とは比較にならないような好条件でサービスを提供する銀行は複数存在しています。今回開設方法をご紹介するPhnom Penh Commercial Bank(プノンペン商業銀行)もその1つです。
年々落ち着き傾向にはあるものの、定期では年利5% / 普通でも0.8% という驚愕のレートを2020年現在も維持しており、口座開設を検討してる日本人も多い注目の銀行です。
参考までに日本の主要銀行の定期預金ランキングへのリンクも掲載しておきます。最近は日本でもネットバンキングを中心に年利0.2%前後の金利の高い定期預金を提供する銀行も増えていますが、
100万円を年利0.2%で5年定期で運用した場合=受取利息額 7,969円
100万円を年利5%で5年定期で運用した場合=受取利息額 199,213円
その差、約19万。ということになります。
目次
店舗の選び方:英語が話せない方へのおすすめ
英語が話せない、日本語でのサポートが必要な方は「オルセー支店」での開設が安心。
プノンペンの銀行は居住者以外の旅行者にも開かれている銀行です。新興国の銀行であること、またカンボジアのカントリーリスクもあるため、いざという時にプノンペン商業銀行の日本人常住の体制は安心できるのではないでしょうか。プノンペン商業銀行のオルセー支店では、日本人対応のデスクもあるため日本語でサービスを受けるたいと思っている日本人にはおすすめです。
特に日本語以外全く話せない、という方はこの一択になるかと思います。
必要書類を準備する
どの店舗で口座開設を行うかが決まれば、早速必要書類を準備しましょう。不足書類があると開設ができないため、事前にしっかり準備をしておくことをおすすめします。
定期預金口座開設(Fixed Deposit Account)
最低 $500 ( KHR 2,000,000) の預け金 +
<日本人が個人として口座開設する場合>
1)有効期限内のパスポート
2)日本の住所、お勤め先との雇用契約書、又は証明書
(現段階ではカンボジアでの住所は不要)
<法人契約の場合>
1)定款・事業許可証
2)会社設立契約書
3)特許税証明書 / 税務登録通知
4)取締役会 / 取締役議決
5)代表者・取締役・株主のナショナルIDカード・パスポート
期間 | USD |
3 ヶ月 | 2.70% p.a |
6 ヶ月 | 3.70% p.a |
12 ヶ月 | 5.00% p.a |
18 ヶ月 | 5.25% p.a |
24 ヶ月 | 5.50% p.a |
36 ヶ月 | 6.00% p.a |
48 ヶ月 | 6.25% p.a |
60 ヶ月 | 6.50% p.a |
積立口座開設(INSTALLMENT DEPOSIT ACCOUNT)
普通積立の場合:最低 $10の預け金
特別積立の場合:最低 $500の預け金
必要書類は定期預金と同じ
積立期間 | 金利 |
6 ヶ月 | 3.00% p.a |
12 ヶ月 | 4.50% p.a |
24 ヶ月 | 5.00% p.a |
36 ヶ月 | 5.50% p.a |
積立期間 | 金利 |
6 ヶ月 | 3.70% p.a |
12 ヶ月 | 5.00% p.a |
24 ヶ月 | 5.50% p.a |
36 ヶ月 | 6.00% p.a |
店頭へ訪問
準備が整ったら実際に店頭へ。オルセー支店の場合は日本人スタッフが日本語のフォーマットで記入方法などを教えてくれますので、特に心配は不要です。
注意事項
※インターネットバンキングの申し込みを必ず店頭で行いましょう。
ネットバンキングの申し込み受付は店頭のみでの対応となっているため、帰国後に気が付いてしまうと再来店の必要が出てきます。必ず店頭で申し込みを行うようにしましょう!(新規登録後12ヶ月間の基本利用料無料)
インターネットバンキングの主な機能
・Mac/ Windowsから利用可能。
・各機能のオンラインガイドや24時間サポートのライブチャットを搭載。
・1,000件までの一括送金可能な「マルチ送金」
・送金日を事前指定しての「送金予約」
・入金照合の効率化に役立つ「バーチャル口座」
※通帳・ATMの発行(短期滞在の方は通帳!)
プノンペン商業銀行は、通帳の発行は無料です。ATMカードの発行には2米ドル(8000リエル)がかかります。ただし初回で1000米ドル以上を入金された方は無料で発行ができます。ATMは発行には1週間ほどかかりますので、短期滞在の方は通帳のみの発行となります。
カンボジアの高金利はいつまで続く?
カンボジアの定期預金の金利は最近は全体的にダウントレンド。プノンペン商業銀行でも1年の定期預金金利が5.25%でしたが2019年の1/25以降5%に改定となっています。カンボジアの特異な状況下で生まれた「高金利」ですが、今後も少しずつカンボジアの銀行金利は落ち着いてくる可能性がありそうです。
高金利のもたらす恩恵を享受したいなら早めの行動が吉。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
実際に弊社代表も開設を行なっているPPC Bank。詳細や質問などもご相談いただければと思います。弊社では、こういったお金に関する知識面を総合的に
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今回は以上となります。 最後までお読みいただきありがとうございました。