貯金とは、現金をすぐに使える状態で銀行や信金にお金を預ける、または現金そのものを自分の手元に保有している
状態を指します。大きく増やすことは出来ないですが、代わりに元本割れのリスクは限りなくゼロであり失うことはありません。
元本を確保したまま資産形成が可能です。また、急用で必要な場面が訪れたときにもお金を引き出すのが容易です。
一方、投資とは成長見込みのある投資先に対して、長期的に手持ちの資金を投じることを意味します。
株式、投資信託、不動産などに代表される金融商品を購入することを同義としています。元本割れのリスクはあるものの、
貯金と比較して大きく増やすこともできます。
さて、今後の生活のために資産形成は必要だという風潮は年々高まってきています。
では「貯金すべき」か「そのお金があるなら投資」に回した方がいいか、その判断基準や線引きはどこにするべき
なのでしょうか?今回はそのあたりにフォーカスしてお伝えいたします。
優先して設定すべきなのは、「どこに目標を設定するか?」です。
半年後に海外旅行へ行きたい、子どもの大学進学のために400万円必要、などという短中期的な目標であれば、
皆さん当然貯金や学資保険を選ぶでしょう。それは「半年後」だったり「18歳になった時に」という資金が必要になる
タイミングが厳密に決まっているからです。
投資のスタート地点としてよく推奨されているのは、不測の事態に備えた「必要生活費の3か月~6か月分」を確保
することです。さらに上記の短中期的目標のために貯金した余剰資金を以て、投資へと費やすべきでしょう。
投資は基本的に短期ではなく、長期的な視点で資産を形成するものなので、短期で必要となる資金をそちらに振り向けることは
避けましょう。長期的な目標としてほとんどの人々が設定している「老後資金」、そもそも投資自体は長期的視点で
考えるべき資産形成方法なので、非常に親和性が高い関係であると言えます。NISAやiDeCoといった投資の制度を活用して、
長期にわたる資産形成を進めていくのは是非お勧めです。
※NISAについては別途記事がありますのでそちらもご参照ください
基本的には
①最低限の必要生活費形成
②①が出来てから貯金
③貯金をしても余剰が出るなら投資へ回す
こうした順序で考えていくと良いのではないでしょうか。もちろん将来を見据えることは重要ですが、なにより
直近の生活を安定・安心して進めることが最優先です。
貯金と投資のバランスとタイミングはしっかりと見計らって仕掛けていくことをお勧めします。
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関連プロフィール

橋本裕介
株式会社TESキャピタル代表取締役。投資用不動産オーナー向けに、売却・出口戦略、サブリース契約の見直し、管理改善、不動産に関する選択肢整理、資産形成に関する情報提供を行う。著書に『あなたをインフレ時代の勝者にする 投資初心者向け 日本の強みを活かした新・資産運用術』がある。
※株式会社TESキャピタルは、金融商品の販売・勧誘、個別銘柄等に関する投資助言、法律・税務の個別判断は行っておりません。本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別事情に応じた判断については、必要に応じて各分野の専門家へご相談ください。

