資産投資って、やっぱり失敗しないか心配ですよね・・・。
心配だけど、投資する価値はありそうだし、でも、不安。。。
そんな方に、今回は、「資産投資初心者が、失敗しないために必要な考え方」をご紹介します!
投資に失敗しない為に必要なヒントは、「考え方」にあったんです。
目次
初心者が必ず考えるべき投資の鉄則とは?
まずは、初心者が必ず考えるべき投資の鉄則4つをおさえましょう!
それは、
①目的としての貯蓄と投資の違いを理解する
②投資の複利効果を活かす
③投資商品事のリスクとリターンを把握する
④自分にあった投資スタイルを決める
以上の4つです。
それぞれ少し分かりやすく説明しますね。
①目的としての貯蓄と投資の違いを理解する
まず前提として、「貯蓄」と「投資」は全くの別物であることをはっきりと理解しなくてはいけません。
簡単に説明すると、このようになります。
「貯蓄」:お金を貯めて蓄えること
「投資」:将来が有望な投資先に、長期的に資金を投じること
つまり、貯金した金額は将来変化しませんが、投資したお金は、将来その価値(価格)が変化する可能性がある、ということです。
1万円口座に入金するのが「貯金」。
予防医療として通院に1万円支払うのが「投資」です。
予防治療をせずに、将来大きな病気にかかった場合、その治療費が1万円以下とは限りませんよね。
つまり、健康という将来価値の高いものに投資した、ということです。
こう考えると、「貯金」と「投資」が全くの別物なのが分かりますよね。
②投資の複利効果を活かす
まず、「複利効果」とは、運用で得た収益や利息を再び投資することで、利息が利息を生んでふくらんでいく効果のことです。
例えば、
定期預金の場合:前回の元本に利息を足して新しい元本としていく場合
投資信の場合:分配金を再投資する運用
といったケースが複利にあたります。
複利の特徴は、「長期間の投資で大きく利益に繋がること」です。
この複利を得る為には、長期間投資を続ける事がポイントになります。
③投資商品事のリスクとリターンを把握する
まず、投資商品には「リスク」と「リターン」が必ず存在し、それはどうしようもありません。
大事なのは、それらをきちんと理解しておくことです。
例えば、金融商品に投資をした場合、「リスク」と「リターン」は以下の様になります。
「リスク」:信用リスク、価格変動リスク、為替変動リスク、カントリーリスクといった複数のリスクの結果、リターンに幅が生じること
「リターン」:収益、または損失のこと
これらを正しく把握していないと、予期しない損失が発生する可能性が高くなってしまいます。
投資においては、まずは損失が発生しない為にも、リスクとリターンを把握する事は必須です。
④自分にあった投資スタイルを決める
まず、後ほどご紹介しますが、投資には様々な種類が存在します。
そして、その投資方法や運営方法も様々であり、それらの中には自分に合うもの・合わないものが存在するはずです。
何度も言いますが、投資には様々な種類があるんです。
ですので、無理して自分のスタイルに合わない投資をする必要はありません。
寧ろ、自分に合った投資スタイルを決めて、その投資を継続する事で、その後の更なる投資利益に繋がります。
まずは、自分のスタイルに合った投資方法を見つける事から始めましょう。
資産投資・資産運用の種類ごとの特徴を学ぶ
ここからは、資産投資・資産運用について、簡単に見ていきましょう。
不動産投資の特徴
不動産投資とは、「不動産物件を購入して第三者に貸し出し、その家賃を利益として受け取る」という投資方法のことを言います。
また、この投資には「ワンルーム買い投資」と「一棟買い投資」の2種類があり、これらは主に初期投資と利益が大きく異なります。
ですが、初期投資の心配に関しては、不動産投資ローンを組むことも可能です。
事業規模や契約主の経済状況などによって限界はありますが、資金が少ないからといって諦める必要はありません。
株式投資の特徴
株式投資とは、「とある企業の株式を購入する代わりに、株主総会で議決する権利(議決権)や配当金・株主優待を受け取る権利などを得ること」を言います。
株式投資のメリット・デメリットは以下のようになります。
「メリット」:株価の値上がり益を狙える、配当金、株主優待
「デメリット」:投資額が比較的高い(基本的に100株単位での購入しかできない)、価格変動がある、欲しい株式が出に入らないことがある、流動性リスクがある
投資と言えば有名な株式投資ですが、やはり初期投資の大きさがネックになりますし、また、購入する株の銘柄を見分ける知や経験も必要になってきます。
投資信託
最後に、投資信託はファンドとも呼ばれており、たくさんの投資家から集めた資金を一つにまとめて、投資の専門家である運用会社が国内外の株式や債券などに分散投資を行い、その運用成果を投資家に分配する「金融商品」のことを言います。(三菱UFJ信託銀行より)
投資信託のメリット・デメリットは以下のようになります。
「メリット」:少額の資金で始められる、投資のプロに運用を任せることが出来る、様々な投資対象に投資が可能
「デメリット」:元本が保証されない、購入時・保有時・解約時に手数料が発生する
初心者にお勧めの資産投資の方法はずばりiDeCo(イデコ)?
いかがでしたか?
これまで多くの資産投資方法を紹介しましたが、結局初心者にはどの投資方法が最適なのでしょうか。
最後に、資産投資初心者にオススメの投資方法、「iDeCo(イデコ)」をご紹介します!
少額からならiDeCoがおススメ
iDeCoとは、個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」とは、一言で言えば「自分で作る年金制度」のことです。
仕組みはとてもシンプル。
まず、加入者が毎月一定の金額積み立て(掛金を拠出すると言う)をし、あらかじめ用意された定期預金・保険・投資信託といった金融商品で自ら運用します。
そして、その60歳以降に年金または一時金で受け取る、というものです。
では、なぜiDeCoがオススメの資産投資方法なのでしょうか?
iDeCoのメリットがスゴイ
iDeCoが初心者の資産投資としてオススメな理由は、そのメリットにあります。
iDeCoのメリット
①月額5,000円から積み立てる事ができる
②日本在住の20歳以上60歳未満の方であれば、原則誰でも始めることができる
③積立金額すべて「所得控除」の対象で、所得税・住民税が節税できる
④iDeCoを通じて購入した投資信託による売買益や、定期預金の利息などには税金がかからない
⑤受け取るとき「公的年金等控除」「退職所得控除」の対象になる
⑥低コストの金融商品が揃っている
その他にも様々なメリットがありますが、一言で言ってしまえば、
「少額で投資でき、かつ将来的にかなり節税することが可能。
また、運用が好調であれば将来受け取れるお金が増える。
そして、低コストの金融商品が揃っている。」
というとても魅力的な投資方法なんです。
勿論、メリットがあればデメリットも存在します。
iDeCoのデメリットとしては、
①運用で損をする可能性がある
②原則60歳までは引き出せない
③加入時・運用時に手数料が発生する
が挙げられます。
ですが、何と言っても、税金が安くなるメリットは大きいです。
掛金を積み立てるとき、掛金を運用するとき、積み立てたお金を受け取るときの3つのタイミングで税金の負担を軽減できるのは魅力的ですよね。
それに、資産投資においては、複利を得るためにも長期で投資し続けることが重要になります。
なので、小さいコストから長期投資を始められるこのiDeCoこそ、今一番初心者にお勧めできる資産投資方法、というわけです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、初心者が資産投資の際にどういった考えをもつべきなのか、
というお話から、様々な資産投資方法をご紹介しました。
この情報が皆さんの今後の決定においてきっかけになれば光栄です。
最後に、どの投資にもメリットやデメリットはつきものです。
ですが、資産投資というものは、それを把握した上で、自分で選択しなければいけません。
より良い選択をして、投資家としての成功を納めましょう。