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不動産コラム

韓国経済の行方

韓国経済の行方

先日、日本の20代前後の女性から文化的に圧倒的支持を得ている韓国に訪問しました。

日本の美容室では『韓国の流行が日本に来る』と言われるくらい

トレンドの発信地として認識されております。

                     ソウル街中

初めての訪問だったので前回との…というような比較はできなかったのですが、

日本の原宿のような認識がある江南付近は非常に賑わっていました。

飲食店も比較的混み合っている印象があり、経済の停滞感を大きく感じるほどではありませんでした。

今回の訪問で一番困ったことは、タクシーが全く捕まらないということです。

在韓する日本人の方も同様の声明を出していますが、

コロナによってタクシー需要が減りまして、

多数の方がタクシー→ウーバーなどの配達に切り替わり、

そもそもの絶対数が少なくなっているようです。

開国がされた現在はさらに不足となっており、

梨泰院など当初検討したかったエリアに移動ができず限定された視察となりました。

さて、現在の韓国経済ですが、
・金利上昇
・家計債務残高世界1位
・エネルギー問題&貿易赤字

に悩まされており、

今回は金利上昇と債務残高が影響している不動産をテーマにしたいと思います。

中央日報は、

『家計負債規模が経済規模より大きい国は、世界で韓国のみだ』と報じられたりするほど

家計負債大国に陥ってしまったわけですが、

この大きな要因となっているのは住宅価格の高騰になります。

ソウルのマンション価格は平均年収の18倍と言われており、

数年間で価格が倍近くなったりと不動産バブル絶頂期でありました。

しかし、インフレと金利上昇によってローンの返済ができなくなった人たちが

住宅を手放していく動向につながっている様です。

その結果、日本のバブル終焉のような住宅価格崩壊につながっていき、

経済が大きく冷え込むことが予想できます。

問題は家計の債務残高だけでなく、エネルギー&貿易赤字問題もあり、

もはや歯止めがかけらない危機的状況であると考えられています。

これは本当に大問題です。

ソウル付近

(※韓国の住宅ローン金利は5〜7%まで上昇が見込まれており、
日本の住宅ローン金利と次元が違います。
3000万円を35年、金利5%で借入した場合、
利息だけで3000万円を超えるため、総返済額は6000万円を超えてくる水準です。)

一方で日本の市況はどうかというと、不動産の長期金利は上昇傾向にあり

方向性として金利上昇局面に入って来ております。

金利が上昇すると不動産価格は下落するというロジックがあり、

不動産価格が下落するという声もちらほら出てきておりますが、

都心の不動産においてはいきなり下落する可能性は低く、

買い時になるほど下がらないと考えています。

影響する範囲は限定的で、数億円規模の不動産についての価格調整(下落)が見込まれるくらいで、

一般の方が考慮する不動産には大きな影響は及ぼさない、と現時点では感じております。

今後、日銀の大きな政策変更が明確になりそうなタイミングで改めて考察したいと思います。

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関連プロフィール

橋本裕介 株式会社TESキャピタル代表取締役のプロフィール写真
橋本裕介|株式会社TESキャピタル代表取締役

橋本裕介
株式会社TESキャピタル代表取締役。投資用不動産オーナー向けに、売却・出口戦略、サブリース契約の見直し、管理改善、不動産に関する選択肢整理、資産形成に関する情報提供を行う。著書に『あなたをインフレ時代の勝者にする 投資初心者向け 日本の強みを活かした新・資産運用術』がある。

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