シリコンバレー銀行破綻。
世界中のテック企業が集まっているシリコンバレーにある日本で言うと地銀と同等、全米では16位と言われている銀行が破綻したという報道が20日の金曜に流れました。
マーケットが注目していたのは米国雇用統計の指標だったのが、一転してシリコンバレー銀行のコメントが多数見受けられるようになりました。
名前の通り、テック企業が集結しているシリコンバレーにある銀行なのですが、
ベンチャー企業やテック企業のユニコーン企業などが投資家から受け入れた資金を預け入れる先として利用されていたとのことです。
特に、2019年から過剰流動性によってダブついた資金がベンチャー企業に投資され、過剰な資金は銀行口座に残った結果、シリコンバレー銀行の預金が急激に伸びたと言う背景があったようです。
シリコンバレー銀行の運用方法としてはアメリカ国債や住宅ローン担保証券などに低いリスクの投資を行なっていたようですが、ここ数ヶ月のFRBの金利上昇によって保有していた債権価格が下落しており、含み損の状態だったようです。
結果として、含み損を抱えていたこの債権は売らなければ含み損で済みますが
預金引き出しが連鎖し、債権を売らなければいけない状況に陥り、現金比率が急激に低下し今回の破綻につながったようです。
なぜ預金の引き出しが連鎖したかというと、テック企業のリストラ、ボーナスを下げるなど、テック企業から現金引き出しの動きが出てきてシリコンバレー銀行は資金を戻す必要が続いていました。
Twitterでは銀行に行列ができている動画が多数アップされています。
https://mobile.twitter.com/Xx17965797N/status/1634529449428369408
「リーマンショックの再来ではない」と信頼性のあるメディアが報道している一方で、危機感だけを煽る適当なメディアの方がリーマンショックの再来と報道しています。
先週だけでシルバーゲート銀行、シグネチャー銀行、そしてシリコンバレー銀行が飛びました。
今後、このようなことは局地的に発生する可能性が高い可能性がありまして
上記のようなことが持続的に顕在化することによって金融システムの崩壊が連鎖する可能性もあります。
ただのリセッション(景気後退)ではなく、世界恐慌にならないことを願うばかりです。

不動産市況や資産形成に関する一般的な情報を、LINEでも配信しています。
▼登録はこちらから▼
関連プロフィール

橋本裕介
株式会社TESキャピタル代表取締役。投資用不動産オーナー向けに、売却・出口戦略、サブリース契約の見直し、管理改善、不動産に関する選択肢整理、資産形成に関する情報提供を行う。著書に『あなたをインフレ時代の勝者にする 投資初心者向け 日本の強みを活かした新・資産運用術』がある。
※株式会社TESキャピタルは、金融商品の販売・勧誘、個別銘柄等に関する投資助言、法律・税務の個別判断は行っておりません。本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別事情に応じた判断については、必要に応じて各分野の専門家へご相談ください。

