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不動産コラム

【初心者向け】日本株と米国株の違いを徹底解説

【初心者向け】日本株と米国株の違いを徹底解説

株式取引をして、売買をした利益を得たり、配当をもらったりすることで資産を増やしたいという方も多いのではないでしょうか。

実は、一口に株式といってもいろんな種類があります。それらの違いの中でも、特に違いとして大きいのは、株式を発行する企業の違いです。

日本由来の企業の株式に対して、それ以外の海外の企業の株式。特に有名な大企業が名を連ねる米国株は、手を出して見たいものでしょう。

そこで今回は、日本株と米国株について、違いやそれぞれの特徴、買い方の違いについてご紹介します。

目次

日本株と米国株とは?

そもそも日本株と米国株とは、どんなものなのでしょう。それぞれの特徴についてご紹介します。日本株とは、文字通り日本由来の株で、日本国内を拠点にする企業の中でも特に上場企業の株式を示す場合が多いです。
それに対して、米国株とは、アメリカを拠点とする企業の株式のことです。中でも、最近ではシリコンバレーに拠点を置く企業が多く、そのどれもが有名かつ大企業が多いです。日本株で見る企業とは会社の規模が桁違いのものがほとんどであると捉えて良いでしょう。

日本株と米国株の違いとは?

それでは、実際に日本株と米国株を比較してどう異なるのかを見ていきましょう。

株の銘柄表記が違う

まず、日本株と米国株は、株式取引市場における表記の方法が違います。

そもそも株には、銘柄を特定するためにそれぞれ特有の銘柄コードというものが付けられており、その銘柄コードの付け方が日本株と米国株でそれぞれ異なるのです。

日本株では、銘柄コードが4桁の数字になっています。例えば自動車や輸送機に関する企業であれば7,000番台、金融や商業に関する企業であれば8,000番台というように、その企業の業種別に番号は分けられています。

それに対して、米国株の銘柄コードは社名の略称や関連のあるアルファベット1~5文字で構成されています。これは、ティッカーシンボルとも呼ばれるもので、例えば、Facebook社であればFB、Apple社であればAAPLというように表記されます。

購入単位が違う

株を購入するとなった場合、実はこのように複数の株をまとめて10株や100株などを1単元としてあるのを購入しなければいけないとお思いの方も多いのではないでしょうか?実は、このように単元の単位でしか購入できないのは、日本株特有の買い方なのです。

では、それに対して米国株はどのような買い方をするかというと、単純に1株から購入することができます。

つまり、世間に公表している株価が、そのままその企業の株を購入できる最小の金額となるのです。

そのため、例えば有名企業のアマゾンの株は20万円前後、マイクロソフトの株はなんと2万円もあれば、買うことができます。

配当のタイミングが違う

株式投資において売買以外に利益を得る方法として、企業からの配当金があります。

通常、配当金が出るタイミングは、その企業の決算期に合わせて、日本株においては年に1,2回です。

それが、米国株の場合は、配当が年に4回出る企業が多くあります。3ヶ月に1度という、ハイペースながら、米国株の1度に出る配当金は日本株よりも高い場合が多いのです。そのため、米国株は、長期的な運用を目的として購入することが多く、この配当金と配当される回数が、米国株が人気を集める理由の一つとなっています。

日本株と米国株の買い方の違いとは?

続いて、実際に株式取引を行えるように、日本株と米国株をそれぞれどのような買い方をすれば良いのかをご紹介します。

日本株の買い方は?

まず、日本株の買い方は特に制限なく、行うことができます。

流れを追って見ていきましょう。

まずは、株式取引を行うために証券口座を開設が必要です。

たくさんある証券口座の中から、取引によって発生する手数料や、取引可能銘柄の数などを基準に自分に合うものを選びましょう。

申込から開設までは、郵送でのやりとりが発生するため大体、10日ほどかかります。

こうして口座ができたら、いよいよ取引を開始しましょう。

まずは、どの企業の株を購入するかを選びます。口座開設後に見れる取引画面から、企業の株価の値動きを確認して、どの株を買えば良いかを選ぶことができます。

また、最初は自分の好きな企業や興味のある業種の企業の株を買ってみるということでも良いでしょう。

こうして、選んだらいよいよ株を購入します。

1単元から、購入予算にあった無理のない範囲内で金額を入力して購入すると良いでしょう。

もちろん、購入する前には、口座への入金は必要です。

米国株の買い方は?

それに対して、米国株を買うとなると、日本国内で面倒な手続きなどを行う必要がありそうなどとお思いの方も多いですが、実は、日本株とほとんど手間は変わらずに簡単です。

まずは、米国株を取引するための口座を開設します。

ネット証券での取引となりますが、主要なものではSBI証券や楽天証券などが、米国株に対応しています。これらは、元々取引口座をもっているという方も多いのではないでしょうか。もし、既に当該の取引口座をお持ちであれば、外国株式の取引に関する手続きさえすれば、すぐにそのまま利用可能です。

続いては、米国株を購入するための資金を準備します。

株を購入するだけなら日本株同様に、口座の資金からそのまま買えば良いというわけではないのです。

米国株を購入するには、現地の通過である米ドルに為替振替をする必要があります。日本円をドルに変換した上で、米国株を購入しましょう。

また、利用する取引口座によっては、米国株を購入する際に、事前に為替振替をすることなく、自動で変換してくれるものもあります。

米国株は手数料が高い?

このように米国株は海外の株式ということで為替の変換をする必要があることなどから、取引自体は簡単にできたとしても、取引手数料などがあって取引しにくいのでは?とお思いの方も多いでしょう。

しかし、実は、米国株を購入・運用数にあたっては、ほとんどの証券口座において手数料がかからない場合が多いです。

日本株と米国株、買うならどっち?

ここまで聞いて、日本株と米国株どちらを買えば良いのと思った方も多いでしょう。

どちらを買うべきかは、それぞれの考え方や想定している運用の方法によっても異なります。

簡単に、ご紹介すると、

日本株は、同国内の株というだけあって、その企業が影響する可能性のある経済情報やそれ以外の細かな情報も入ってきやすい環境にあります。そのため、日本株の値動きは、比較的身近な出来事や景気によって変動するため、日常的に観察しやすく、つまりは運用におけるリスク管理が米国株よりも容易です。株式取引で生活資金を稼ぐなどと言った大きなメリットを求めた取引でない限りは、日本株を取引することをオススメします。

それに対して、長期的に安定的な配当を求めるのであれば米国株が適しています。

また1株単位で購入がでいるため、日本株では購入できないけど米国株を購入する事はできるという方も多いです。

そのため、米国株は初期の予算が高く安定的な運用を求めている方、短期的な変動リスクを負ってでもすぐに収益を得たい方にはオススメです。

まとめ

今回は、日本株と米国株について、違いやそれぞれの特徴、買い方の違いについてご紹介しました。

まとめると

・日本株は数字4桁の銘柄コードで表される

・米国株は配当金目当ての長期運用に適している

・日本株と米国株どちらが良いかは購入者によってそれぞれ

これらを参考にして、日本株も米国株もそれぞれのメリットデメリットなどを理解した上で、株式投資をしましょう。