real-estate

不動産コラム

こくみん共済と県民共済ではどっちがお得!?コスパで比較してみた

こくみん共済と県民共済ではどっちがお得!?コスパで比較してみた

「共済」ってなんなんだろう!?そう思ってる方はいらっしゃないでしょうか?
保険はなんとなくわかるけど、共済ってなんか意味的によくわからない・・・

でも、「共済はお得」みたいな話もよく聞くし、保険を検討するタイミングで共済も選択肢と検討したいかも!?

そんな方のために、今回は共済の魅力や、こくみん共済、県民共済などの各共済の比較をしてみようと思います。

目次

そもそも共済ってなに!?

保険には、「共済」と「民間保険」という区分があります。両方とも保険としての仕組みは共通であり、多くの人からお金を掛け金という形であつめ、何かあった方に対して支払うことでリスクヘッジをする、という仕組み自体は共通です。大きな違いは、民間保険は営利団体である企業が運営し、共済は非営利の組織である地方公共団体などが運営している点にあります。

共済には、様々な種類があり、例えば全労済(全国労働者共済生活協同組合連合会)が運営する「こくみん共済」やJAの「JA共済」、生活協同組合連合会の「コープ共済」といった種類があります。

「あれ?県民共済がないんじゃない?」

と思った方、実は県民共済とは生協の連合会の一つである、全国生協連(全国生活協同組合連合会)が運営する共済なのです。県民共済は、各都道府県ごとの協同組合によって運営されており、例えば東京都の場合「都民共済」といった風に呼び名が県ごとに異なっています。県民共済の内容は各県でおおよそは共通化されていますが、一部異なる部分もあります。そのため、よりメリットの多い他県のものに加入したい、という場合もありますが、原則居住または勤務するエリアの共済のみ加入が可能です。

それでは、こくみん共済と県民共済のそれぞれの特徴についてみていきましょう。

こくみん共済の特徴とは?

こくみん共済は、全労済によって運営されている共済であり、全労災は各都道府県にある共済生協や生協連合会などで構成されています。なお、全労済はこくみん共済以外にも、団体生命共済、火災共済、交通災害共済なども運営しています。

こくみん共済は、子供への備え、医療費への備え、総合保証型など複数のプランがありますが、掛け金が月額900円~と安く価格でも始めることができます。医療保障では、通院保障や手術保障、先進医療保障など充実した保障を提供しています。医師の診断も不要なため、持病を持ってる方などでも加入することができ、簡単に始めることが可能です。

また、医療保障では最大80歳まで加入できるのも魅力です。

県民共済の特徴とは?

県民共済は、1000円~4000円と1,000円刻みの掛け金のシンプルな料金プランとなっており、0~17歳、18歳~64歳、65歳~69歳の年齢区分によって内容が異なってきており、70歳以降の方は加入できません。なお、民間保険とは異なり、健康状態や加入の年齢などによって保障の内容が異なることはなく、同じ掛け金であれば同一の保証を受けることができます。

また、1毎年の決算で剰余金、すなわち掛け金よりも支払った金額が少なかった場合には「割戻金」として加入者に払い戻しがされます。

なお、県民共済がないところもあり、福井県、山梨県、徳島県、鳥取県、愛媛県、高知県、佐賀県、沖縄県にはないため、転勤や引っ越しなどでこの地域に行く際には注意しなければなりません。

こくみん共済と県民共済を比較!

それでは、こくみん共済と県民共済とを比較してどちらのほうがコスパ的にお得なのかを見ていきましょう。両方ともプランが複数あるため、できるだけ近い内容のプランを比較してみました。県民共済では今回都民共済を例に比較してみました。

こども型のプランの比較

県民共済こくみん共済
プラン名生命共済こども1型こども保障タイプ
掛け金月額1000円月額1,200円
加入可能な年齢0 歳〜満 17 歳の健康な子供0 歳〜満 17 歳の健康な子供
保証期間0 歳〜満 18 歳0 歳〜満 18 歳
死亡保障(交通事故)500万円200 万円
死亡保障(病気等)200万円100 万円
障害保障(交通事故)1級 300万円〜13級 12万円90 万円~4 万円
入院保障5,000 円/1日当たり5,000 円/1日当たり
ケガの通院2,000円/1日当たり2,000円/1日当たり

こちら比較すると、掛け金はこくみん共済の方が1,200円と高いものの、死亡保障などの内容では県民共済の方が保証が大きいことがわかりますね!こどもの保証の場合、県民共済の方がコスパは断然良いようです!

総合保証型の比較

続いて、総合保証型で比較してみましょう。県民共済では、一番人気の総合保障2型の掛け金2000円のもの、こくみん共済では2口加入した場合の掛け金1800円のものとを比較します。

県民共済こくみん共済
プラン名総合保障2型総合保障タイプ 2口
掛け金月額2000円月額1800円
加入可能な年齢満18歳~満64歳の健康な方
(ただし60歳以上は補償内容が変わります)
満18歳~満64歳の健康な方
保証期間(最高満 85 歳の契約満了日まで保障)(最高満 85 歳の契約満了日まで保障)
死亡保障(交通事故)60歳未満 1,000万円
60歳以上 700万円
60歳未満1,200 万円
60歳以上 300万円
死亡保障(病気等)60歳未満 400万円
60歳以上 230万円
60歳未満 400万円
60歳以上 100万円
障害保障(交通事故)60歳未満 1級 660万円 〜13級 26.4万円
60歳以上 1級 500万円 〜13級 20万円
60歳未満 540 万円
~24 万円
60歳以上 135 万円
~6 万円
入院保障60歳未満 5,000円/1日(事故) 4,500円/1日(病気)
60歳以上 5,000円/1日(事故) 4,500円/1日(病気)
60歳未満 5,000円/1日(事故) 2,000円/1日(病気)
60歳以上 4,000円/1日(事故) 1,500円/1日(病気)
ケガの通院1,500円/1日当たり1,000円/1日当たり

死亡保障では、60歳未満の場合にこくみん共済の方が保証が厚いですがそれ以外では県民共済のほうが保障内容が高いようです。特にこくみん共済は60歳以上になると保障内容が大きく下がってしまうため、60歳以上の方は変更した方がよいでしょう。

医療保障型の比較

最後の医療保障型の共済の比較をしてみましょう。

県民共済こくみん共済
プラン名入院保障2型こども保障タイプ
掛け金月額2,000円月額1,200円
加入可能な年齢満 18 歳〜満 64 歳の健康な方満 18 歳〜満 64 歳の健康な方
保証期間18 歳〜 65 歳18 歳〜 65 歳
死亡保障(交通事故)60歳未満の方10万円
60歳以上の方5万円
60歳未満の方50万円
60歳以上の方20万円
死亡保障(病気等)60歳未満の方10万円
60歳以上の方5万円
60歳未満の方10万円
60歳以上の方5万円
入院保障60歳未満の方 1万円/1日
60歳以上の方 7500円/1日
60歳未満の方 1万円/1日
60歳以上の方 6000円/1日
一般の手術60歳未満の方
2.5万円・5万円・10万円
60歳以上の方
1万円・2万円・4万円
60歳未満の方 6万円
60歳以上の方 3万円
先進医療60歳未満の方
1万円〜150万円
60歳以上の方
1万円〜75万円
60歳未満の方 1000万円
60歳以上の方 500万円

医療型保証の場合は、それぞれに一長一短があるようです。大きく異なるのが、先進医療の取り扱い方。けんみん共済では先進医療に対してはあまり支払いがされませんが、こくみん共済ではこの部分の保証が重視されています。癌などで最先端の治療を受けたい、という方はこくみん共済を選んでおいた方がよいでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は共済についての説明とこくみん共済と県民共済の比較をしてみました。

それぞれ特徴があり、民間保険会社と同様に検討してみる価値はあるのではないでしょうか?

今回は以上になります。

最後までお読みいただきありがとうございました。


沢山のご依頼を受け準備中のオンラインウェビナーや、ご希望に応じて本社(東京都新宿区)界隈で開催となる個別面談やカウンセリングのご予約も、お問い合わせフォームからご連絡ください。

サービスの開始につきましては、弊社ホームページのニュース及びLINE @にてご案内を予定しております。