ここ最近はセミナー活動中心でして、深夜まで業務をすることも多くなってきました。
人の流れは完全に戻り、東京駅の地下街を歩いていても、自分のペースで歩くことができないくらい国内旅行者や外国からのゲストに溢れかえっていました。
銀座の三越でも多くの大陸系のアジア人が多く買い物をしていました。
コロナ前のドル円相場が110円くらいだったところから現在の為替(132円ぐらい)の差額を考慮すると、
バーゲン価格に近い水準で購入できるためこの流れはまだまだ増加することが予測されます。
さて、先週のマーケット振り返りですが、この2週間で大きく景色が変わってしまいました。
銀行破綻によって、FRBによる銀行監督と規制を見直すこととなりました。
これによって多くの金融機関が貸し出し態度が悪化すると見られており、結果的に市場にお金が回らなくなります。
米国政策金利を上げるよりも強烈な不景気が起こる可能性もあるため、今までマーケットが注目していた
「米国の政策金利がどこまで上昇するのか?」というテーマがほぼ忘れ去られるくらいの現状です。
というよりも、このまま計画通りに利上げすることによって、銀行の貸し渋り&高金利により、
企業の資金循環が悪くなるため、中小企業の一定のセクターでは『かなり厳しい見通し』となる可能性が高いです。
一方で、プラットフォーマーであるテック企業は潤沢な資金によって安定した経営が可能なため、
ナスダックロングが期待できそうな土台が整ってきました。2週間前までは誰もが予想できてなかった状況です。
また、ちらほら出てきているニュースでは、今回のシリコンバレー銀行(SVB)破綻は意図的に行われて
いた可能性も出てきて入り、米司法省と証券取引委員会(SEC)が調査に乗り出したとの発表があります。
簡単にいうと、SVBなどの空売りやプットオプションを持っているグループが、チャットやTwitterを利用して取り付け騒ぎを煽った、画策した、みたいな内容です。
それによって、大きく利益を上げることに成功しており、これが本当であれば大きな事件、要するに『テロレベル』として取り扱われると考えられます。