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不動産コラム

【初心者向け】資産運用の種類と上手な運用のコツとは?

【初心者向け】資産運用の種類と上手な運用のコツとは?

資産運用をしようとお考えの方も多いのではないでしょうか?

しかし、ただ資産運用といっても、扱うものや運用の方法によって、種類は様々です。そこで今回は、初心者向けに資産運用にどのような種類があるのか、上手に資産運用をするにはどうすれば良いかをご紹介します。

目次

資産運用とは?

そもそも資産運用とは、どんなことを示すのでしょうか?

資産運用とは、株式や不動産などの資産を売買したり利用することによって、増やすことです。ただし、この資産運用には、リスクも伴います。そのリスクは、それぞれの方法によって異なりますが、一般的に、リスクが高いほど得られるリターンが大きく、リスクが低いほどリターンは小さいです。すなわち、資産運用においてリスクとリターンとはトレードオフの関係にあるということをまずは理解しましょう。リスクは低いけど、すごい儲かる、といった資産運用は理論的にはあり得ないのです。

主な資産運用の種類と想定利益

それでは、資産運用の主な種類と、想定される利益についてみていきましょう。

銀行預金

まずは、銀行預金です。こちらは、皆さんも無意識的に行っていることですが、銀行の口座にお金を入れておくだけで、預金額に対して金利が発生して資産が増えます。しかし、この銀行預金は、ご存知の通り、得られる利益はかなり小さいです。

なぜなら、銀行預金に発生する金利は、金融機関によっても異なりますが、大体年利で0.001~0.003%ほどです。例えば、口座に1年の間に1000円を預けていたとしても1~3円しか増えません。

金投資

続いて、金を購入して運用する投資です。

金は、価格が変動するものであり、ここ最近では価値が上がっていることで金の投資の注目とが高まっています。金の投資には、毎月、一定額の金を購入する純金積立や、一時的に予算に合わせて金を購入するスポット購入など、様々な方法があります。

金投資はこれからご紹介する株式や為替の取引と異なり、現物の資産となるため、世界の情勢変化や金の需要などによって、大きく変動します。そのために、想定される利益を一概に把握することはできません。金投資はまた所有しているだけでは、利子などのインカムゲインを得ることはできず、売買時の差額によるキャピタルゲインのみが投資の利潤となります。

不動産投資

不動産投資は、土地や建物をはじめとする不動産を使った投資です。

株式や為替取引とは異なり、入居状態であれば手間をかけることなく安定的な収入を得られることが魅力でしょう。また、不動産の購入には数千万、場合によっては数億という大きな費用が必要ですが、各金融機関で不動産投資用のローン商品も多く登場しています。ローンを利用すれば、初期費用もあまりかけることなく、不動産を所有して運用が始められるようになっています。このレバレッジこそが不動産投資の最大のメリットであり、投資資金が少なくとも、信用力が高ければ借入金によってレバレッジをかけた投資が可能となります。

投資信託

投資信託とは、ファンドとも呼ばれ、複数人の投資家から集めた投資金を集めて、それをまとめて多額の資金として、それを株式や債権になどに投資して運用し、そこで得た利益を投資家に返すという資産運用です。

少額からでも始められるので、手軽な資産運用として利用している方も増えています。

投資信託で得られる利益は、その種類や銘柄によって異なり、国内の債権を使った投資信託の利回りは1%ほど、それに対して国際的な株式を使った投資信託では10数%の利回りが期待されるものなど様々です。

株式投資

株式投資は、企業が発行する株式を使った資産運用です。株式投資をする場合、運用の仕方は主に2種類あります。

株式の価格変動によって、株を売買をしてその差額を通して利益を得る方法と、企業の利益が保有している株式の数に従って、受け取れる配当金を得る方法です。

株式投資によって得られる利益は、保有する株式や運用の仕方によって大きく異なりますが、平均して年利数%と想定しておくと良いでしょう。

外国為替取引(FX)

日本円を、ドルやユーロなど他の国の通貨に交換することによって利益を得ることを、外国為替取引(FX)といいます。主にインターネット上で、刻々と変化する為替のレートを見ながら取引を行うもので、多くの取引市場では、資金を数倍に換算した上で取引ができるレバレッジ制度というものが設けられています。これを用いることによって、少ない資金でも大きな利益が見込めますが、このFXは為替の変動も大きいためハイリスクハイリターンの資産運用として知られているため、始める際は注意と前知識が必要です。

初心者はどの資産運用が良い?

では、これから資産運用を始める初心者にとって、どの資産運用をするべきかを、投資を始めるにあたって予算がどれだけかけられるのかによってご紹介します。

初期費用をどれくらかけられるか?

まずは、資産運用を始めるにあたって、かけられる初期費用によって比較します。
投資にかけられる予算が潤沢にある場合は、不動産投資が適しています。不動産投資用のローンが利用できるとしても、他の運用方法に比べると、初期費用がかかるものです。しかし、初期費用はかかるものの、得られる利益はそれに従って大きくなります。

尚且つ、不動産投資は購入する不動産次第では、収入の安定性にも長けているため魅力的です。

一方、投資可能金額に余裕がない場合でなるべく少額から始めたいという場合は、外国為替取引(FX)が適しています。利用する取引市場によっては、数千円から始めることができます。ただし、先ほどご紹介したレバレッジ制度の利用に関しては注意が必要です。

なるべく多くの利益を得たいがために、レバレッジ制度を使って資金の数十倍のかけ方をしてしまうと、損失を出してしまった場合は、それはちゃんと支払うことによって補填しなければいけません。なので、外国為替取引(FX)を始める際は、チャートの動きや取引の方法を把握して、コツを掴むまではレバレッジをかけずに取引をして、収益性がある程度、保たれてきて取引に慣れたらレバレッジをかけるようにしましょう。

上手な資産運用をするコツ

ここからは、なるべく効率的かつなるべく失敗をしないような上手な資産運用をするコツについていくつかご紹介します。

資産運用に伴うリスクと収益のバランスを意識しよう

まずは、これまでご紹介した資産運用の種類と、それによって発生する収益とリスクを意識するようにすることです。

なるべく早く、多くの収益を得たいということから、思い切った投資をしてしまうとそれだけリスクは高く、失敗する可能性も高まります。

そのため、資産運用をする上で、最も重要なことは、できるだけリスクを低く順調かつなだらかに資産を増やすような安定的な運用をすることです。資産運用とギャンブルは別物という意識も重要になります。

資産運用に充てる資金を明確にしよう

続いては、資産運用に当てる資金を明確にすることです。

収入と支出をまとめて家計簿を作るように、いま持っている財産のうち、生活費に当てるのはどのくらいか、資産運用の資金とするのはどのくらいなのかを明確に決めておくことが大切です。

資産運用は、あくまで将来のための投資と考えましょう。近い将来の生活資金を賄うためのものではありません。そのため、生活費に影響が出るほどの金額を資産運用に回してしまうことはオススメしません。前もって、資産運用の予算を定めて、無理が生じない範囲内にしましょう。

まとめ

今回は、初心者向けに資産運用にどのような種類があるのか、上手に資産運用をするにはどうすれば良いかをご紹介しました。

紹介したことをまとめると、

  • 資産運用は得られる利益とリスクが様々
  • リスクと収益のバランスを意識しよう
  • 生活に支障をきたさない範囲ないでの予算設定をしよう

これらを守って、安全かつ将来のためになるような資産運用を実現しましょう。