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新型コロナウィルス後の「アフターコロナ」のライフスタイルを考える その3

新型コロナウィルス後の「アフターコロナ」のライフスタイルを考える その3

目次

「健康」に投資する

高齢化社会の進行を背景にした健康志向というのは、特に2000年以降、社会や産業の大きなテーマであり続けていますが、今ほど、健康の大切さが身にしみて感じられることはありません。体は資本、体が健康でさえあれば、何とかこの時代の荒波も乗り越えられると思うのです。

オーバーワークのストレスから健康を害してしまったり、認知症などの病気になった身内を介護していたり、さまざまな経験を通じて、日々の生活を見直していらっしゃる方も少なくないでしょう。

人生100年時代、少しでも健康で長く生きるためにはどうしたらいいか。そのための生活設計や投資が大事になっています。

考えてみると、筆者自身も最近購入した物の多くは、この「健康」にまつわるものです。

物に限らず、食べものにしても体にいいものをバランス良く、おいしくいただきたいという意識が高まっています。

ストレスフリーでいかに快適に暮らすか、そのために必要なものは何かという視点はますます大事になってきました。

生活の延長にあるヨガやラン

今回のコロナの影響による営業自粛の一環で、多くの施設と同様、筆者の通っているフィットネスクラブ(スポーツジム)が、もう1か月以上も休業しています(5月上旬時点)。

どちらかというと運動は苦手だった筆者が、ストレスや体の不調の解消を兼ねて、フィットネスクラブの会員として定期的に通うようになって、実はもう40年近くが経ちます(もちろん住む場所の変化と共にクラブは変わっていますが)。会費は毎月1万円ほどですが、トータルで考えるとそれなりの投資額です。

といっても、無理をしないことを信条としているので、最近はヨガのクラスを中心に、週2回ほど。海外取材などで不在になる時以外は、少なくとも週1回は行くというゆるさで続けていました。

そんなふうに生活のリズムの一つになっていたものが急に消えるというのは、結構大変なことです。

そこで、たまたま新型コロナウィルスの感染が始まっていたころ(当時はフィットネスクラブが休業になるとは予想もしていなかったのですが)に購入していた「フレックスクッション」というストレッチ器具で、毎日ストレッチを行うことを自分に課しています。ヨガも毎日家でやればいいものですが、なかなか一人では続かないもの。これなら気負わずに家で気軽にできるという予想が的中し、重宝しているのです。そうしているうちに、次はヨガマットを広げ、YouTubeを見ながらヨガもするようになりました。

できればバルコニーで朝日を浴びながらやりたいところですが、とりあえずは室内で窓を全開にしてやっています。

近年、ヨガ人口が増えてブームのような様相を見せていましたが、運動はその人に合ったものをとにかく続ける、続けられるものを選ぶということが大事であることはいうまでもありません。引き続きラン(マラソン、ジョギング)の人気も高く、TVニュースなどにはマスクをしながら走るランナーの姿が多く映し出されています。

いずれにしても、ストレッチやウォーキングなども含めて、私たちのライフスタイルにとってスポーツは〈アフターコロナ〉においても欠かせないものとなるはずです。

十分な睡眠が健康な心身をつくる

「健康」といえば、食事や運動と共に、いやそれ以上に、多くの人が関心を寄せているのが「睡眠」です。十分な睡眠をとることが健康への近道という認識が、最近ではすっかり浸透してきました。

睡眠については既に1990年代から成長性のあるビジネスとして注目され、一大産業となった今もそのニーズが減少することはありません。睡眠の悩みは、デジタル社会の進行とも深く結びついているのです。

具体的な商材としては、枕をはじめとする、マットレス、パジャマなどの寝具はもちろんのこと、食品やサプリメント、医療機器、そして照明器具やインテリアと、まさに衣食住トータルに及びます。

また、筆者の私事になりますが、昨年の消費税増額前に、ベッドのマットレスに重ねて使う高反発マットレスパッドを購入。加えて、ベッド横に置く読書用のライトを購入しました。

どちらも満足しているのですが、特に前者は、睡眠の質が全く変わってしまうほどの大きな出来事で、決して大げさではなく、毎日床につくのが楽しくてしかたないほどよく眠れるようになったのです。

人生の三分の一は睡眠であることは、昔から言われていますね。

在宅勤務によって家で過ごす時間が増えた今、十分な睡眠、栄養のバランスのとれた規則正しい食事、そして適度な運動が、健康につながることを実感していらっしゃる方が少なくないのではないでしょうか。

【おすすめビジネス書】

西野精治著 『スタンフォード式 最高の睡眠』 (サンマーク出版)

251ページ(18.8 x 13 x 2 cm) 定価1650円(税込)

「睡眠」といえば、なんといってもこの本でしょう。

スタンフォード大学で睡眠の研究をしている精神科医の著者によるもので、同書には睡眠医学の最先端がつづられています。

特に「睡眠負債」という概念は、NHKスペシャルでもとりあげられ、その言葉は2017年の新語・流行語大賞のベストテンにも入りました。

これ以外にも睡眠に関する本は次々に出版され、今や多様な著者による数多くの本が棚に並んでいますが、その中でも同書はコンスタントに売れ続け、ロングセラーとなっています。電子書籍やマンガ版も。

ビジネスパーソンの自己管理のために欠かせない一冊です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?


次回以降も新型コロナウィルス後のライフスタイルをテーマに連載をさせていただきます。

今回は以上となります。 最後までお読みいただきありがとうございました。