2024年3月19日に日銀はマイナス金利解除し、金融政策の正常化への一歩を踏み出しました。
この日を境にして、日本円は大きく円安方向に進み始め、ゴールデンウイークに為替介入に入りました。
尚、今回は『韓国と日本の協調介入』だったのではないかと見られており、他国との足並みが揃っている大きな一歩だったように思います。
今後、円安トレンドは進行するのか?というご質問を頂戴しておりますので
簡単ながら方向性を共有させていただきます。
●短期的には150円付近で落ち着くと考えられます●
足元では、まずはアメリカの経済状況についてです。
景気の先行指数として見られているISM製造業・非製造業景気指数が共に50を下回りました。
(両指数とも「50」を景況感の分岐点としており、これを下回れば景況感が悪く、これを上回れば景況感が良い)
データによると、景気後退局面に入ったということになります。
多くの中小企業経営者は不況を感じており、一方で家計はインフレで困っているといった状況です。
まずはインフレを片付けることを優先して行っていた政策だったのですが、
景気後退の要素が強くなってきたので、利下げを行うという観測が強く広がっています。
さらに、予測できないのが11月5日のアメリカ合衆国大統領選挙です。
現政権としては、11月の選挙に向けて景気後退という雰囲気をなくす必要があるため
景気後退が2期連続で継続するリセッションを避けたいというのが市場の見方となるため
このあたりで利下げに転じる可能性が高いといったところです。
ですので
・長期債券が買い
・円安トレンド終焉
が現在見えてきている方向性となります。
最後に日銀が4月1日発表した短観によると、
企業が想定する2024年度の為替レート(全規模・全産業)は
ドル円が141.42円、
ユーロ円が151.86円とのことでした。


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関連プロフィール

橋本裕介
株式会社TESキャピタル代表取締役。投資用不動産オーナー向けに、売却・出口戦略、サブリース契約の見直し、管理改善、不動産に関する選択肢整理、資産形成に関する情報提供を行う。著書に『あなたをインフレ時代の勝者にする 投資初心者向け 日本の強みを活かした新・資産運用術』がある。
※株式会社TESキャピタルは、金融商品の販売・勧誘、個別銘柄等に関する投資助言、法律・税務の個別判断は行っておりません。本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別事情に応じた判断については、必要に応じて各分野の専門家へご相談ください。

