米国株式相場はクリスマス休暇を控えて取引が薄くなり、来年2023年に向けて景気後退懸念が重荷となった一週間でした。
経済指標もいくつか出てきておりますが、米国のマーケットの詳細よりは日銀のサプライズ政策変更について記載したいと思います。
日銀の発表からすでに数日経過しており、様々なメディアで語られていますが全体の8割ぐらいのメディアが『危機感のみを煽る』内容となり、イメージだけ先行して日銀が批判されてるのが非常に残念でした。
ある不動産関連のメディアでは金利が上がるから取引中止というような話もしており、今回のファクトだけで見ると変動金利が上がる材料はなく大きな勘違いなのですが、そのような論調が非常に多かったように感じております。
結論として、
・短期金利は上がらない
・長期金利(固定金利)は上がる
が今回の政策変更から読み取れるファクトです。
短期金利→優良企業に貸出す金利と連動。短期プライムレートと呼ばれる。
長期は、10年物国債と連動しており、今回はこちらのコントロール幅を変更したにすぎません。さらにいうと、10年国債はYCCによってコントロールされており『人為的にゆがめられた歪なバランス』を修正し始めた。というのが正しいです。
ですので、皆様が心配している住宅ローンの変動が上がることはありません。
これを説明するにあたっては別のロジックもあるのですが、この内容は公式ラインにご登録いただいた方向けに発信しておりますのでご興味がある方はご登録くださいませ。