前回の記事で記述した通り、ETFとは上場投資信託のことであり、東証株価指数(TOPIX)や日経平均株価、
金価格やNYダウ平均といった特定の指数に連動して運用される金融商品です。
それではまず、ETFの実際の中身を紐解いて解説していきましょう。
代表的な国内ETFの種類・銘柄
・NEXTFUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信
→日経平均株価とは日本経済新聞社が東証一部(2022年4月から東証プライム市場に区分再編)に上場している
企業から選出した225社の平均株価。通称日経平均・日経225。日本における大型企業に対して分散投資したいときは
この指数を組み込んだETFがいいでしょう。
・NEXT FUNDS TOPIX 連動型上場投信
→TOPIXは、旧東証一部の全銘柄を対象に算出・公表されている株価指数です。こちらのETFも日本における大型企業に
分散投資したい場合に適しています。
・ダイワ上場投信ートピックス
→こちらは大和アセットマネジメントが運用するETFで信託報酬が低く、ユニクロやソフトバンク・ダイキン工業といった
国内大手企業から構成されておりこれらへの分散投資に適しています。維持コストも低く設定されているため、
入門編にもいい投資先でしょう。
代表的な海外ETFの種類・銘柄
※主に米国株ETFをご紹介します。
米国株ETFに用いられる代表的な指数は「S&P500」と「NASDAQ100」です。
S&P500はS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが公表する株価指数、NASDAQ100はナスダック市場上場企業の
時価総額上位の100銘柄で構成された指数です。こうした米国株の指数を組み入れて構成されたETFを総じて
米国株ETFと呼んでいます。
・バンガードS&P500ETF(VOO)
→上記のS&P500に連動したETFです。上位銘柄は有名企業GAFAMなど、米国の中でも最上位の
企業が銘柄に含まれています。
急上昇によるリターンを得たりすることはない反面、安定して利益を継続して得られる見込みが非常に高いと言えます。
・バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)
→バンガード社が運用する、米国株式市場に上場された約400銘柄の高配当株が組み込まれているETFです。
維持コストが低い一方で高い分配金、年4回の配当金、約400の銘柄に対する分散投資の効果からも安定しているので
長期間の投資にお勧めです。
※なお、本記事は、テーマに関する内容を参考のために記載しており、
資産運用・投資・税制等について期待した効果が得られるかについては、
弊社では、何ら責任を負うものではなく、投資の推奨を目的とするものではありません。