real-estate

不動産コラム

個人投資家・ファイナンシャルプランナーが教える資産運用(初級者編 vol.4)

個人投資家・ファイナンシャルプランナーが教える資産運用(初級者編 vol.4)

個人投資家兼ファイナンシャルプランナーの堅塩です。第4回目の投稿となりました。

前回は「スタート資金別の投資手法」についてお伝えしてきました。

もちろん投資の世界に「正解」はありませんので、前回の記事がそのまま誰にでも当てはまるものではありませんが、

読者の皆さんが資産運用をスタートするその1歩を後押しできていれば嬉しく思います。

さて、そんな皆さんの「第1歩」を更に後押しするために、

今回の記事ではより具体的な内容について触れて行きたいと思います。

特に今の御時世、コロナの影響もあり、「株式投資」に多くの注目が集まっています。

私の一番の得分野でもありますので、今回は「株式投資を始めるため」の知識をお伝えしたいと思います。

そもそも現在、コロナの影響により、非常に多くの方が、株式投資にチャレンジし始めていると言われています。

以下の記事にもあるように、コロナショックによる株価下落をチャンスとみて、大手インターネット証券で新規に口座開設をする個人が急増しています。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

インターネット証券で新規口座を開設する個人が急増している。楽天証券では2月の開設数が初めて10万を超え、3月は2月比で3割程度増えそうだという。初心者が足元の株安を「投資を始める好機」と捉えている。これまでの相場下落局面でも新規開設は増えたが、広がりは一時的だった。個人投資家の定着には証券会社のアフターフォローが課題だ。

(日経新聞朝刊 2020年3月27日)

ーーーーーーーーーーーーーーーー

また、ここ数年でみてみたとしても株式投資を行っている個人株主の数は増加傾向にあり、2018年度末時点で約2,000万人にも登る状況となっています。

(出店:日本証券業協会「個人株主数について」http://www.jsda.or.jp/shiryoshitsu/toukei/kojin_doukou.html

ただし、前回までの記事に書いたように、

「なんとなく今が安そうだから」という、根拠のない感情論で取引をしてもなかなか資産は増えません。

もちろん「ラッキーパンチ」で増えることはあるかもしれませんが、それを20年、30年と続く人生ずっと続けていくことは難しいと言わざるを得ません。

だからこそ、今の時代「投資に対する知識」が必要になっています。

では、どのような知識が必要になるのでしょうか?

私が思う「株式投資を始める人は最低限これだけは知くべき知識」についてお話していきます。

株式投資の利益の仕組みを知る

まずは最も基本となる、株式投資の利益の仕組みは最低限知っておきましょう。

資産運用の利益には大きく分けて2つの種類があります。

 1:インカムゲイン

 2:キャピタルゲイン

「インカムゲイン」とは、その金融商品(株や不動産など)を持っている間、定期的に入ってくる収益のことを指します。

株式投資では皆さんが株を持っている間、定期的に「配当金」と「株主優待」を受け取ることができます。

「配当金」とは、企業が皆さんからの出資金(「株を買う」とはその企業に出資をすることに近いため、この記事ではこの様に表現します)を元に事業を成長させ、そこから出てきた利益を私達に還元してくれるお金のことを指します。

この配当金は、日経新聞社の調査によると、日経平均の平均配当利回りが2.26%、東証1部全体で2.07%という数字が出ている。(出典:日本経済新聞 国内の株式指数より

https://www.nikkei.com/markets/kabu/japanidx/

例えば、高配当利回りである、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)は2020年6月30日時点で、

 株価:421円

 1株あたりの配当金:25円

となっているので配当利回り5.93%となります。

現在株の最低購入単位は100株単位に統一されているので、

421円✕100株である、42,100円分の三菱UFJフィナンシャルGrの株を購入していると、

年間2,500円の配当金を受け取ることができるということです。

普通預金の金利が年0.001%だと言われているこの時代にその6,000倍近くの利回りを得られることを考えると、株式投資の魅力が見えてくるはずです。

また、この「配当金」以外にも私達が株を持っていると

「株主優待」

を受け取ることもできます。

特に女性の方は、この株主優待から株式投資に興味を持ち始めることも多いと言われています。

最近では、「月曜から夜ふかし」というテレビ番組に出演される「優待名人 桐谷さん(桐谷広人氏)」が「株主優待だけで生活をしている」ということで有名になっていますが、

企業の株を持っているとその企業が提供するサービスや商品を一部受け取ることができるという仕組みです。

例えば、

 すかいらーくホールディングス(3197)の株主優待や、

 DDホールディングス(3073)

などの外食系企業の株を購入すると、

株主優待券としてガストやダイヤモンドダイニング系列の店舗での優待食事券を受け取ることができます。

なので、これから株式投資を始めたいと思われている方は、

その企業の最低投資資金で株を購入し、まずは株主優待を受け取ることから始めてみるのもおもしろいと思います。

実際に私も、「一家ダイニングプロジェクト(9266)」社の株を保有しており、

半年に1回送られてくる株主優待で「博多劇場」や「ジンギスカン酒場 ラムちゃん」などの店舗を良く利用しています。

次に「キャピタルゲイン」です。

私のような株式投資家は「インカムゲイン」よりもこの「キャピタルゲイン」を優先して株式投資を行っています。

「キャピタルゲイン」とは、

その金融商品を「売り」「買い」することで収益を得る方法です。

株の場合は「売却益」と呼ばれます。

株価が低いときに買って、高いところで売ることでその差額(売却益)を得ることができます。

企業の中には数年で10倍以上の株価に成長するようなものもあるため、そのような企業に巡り合うことができれば、非常に大きな資産を形成することが可能になります。

(数年で10倍に成長する銘柄を「テンバガー(10倍株)」と呼び、度々株の雑誌などで取り上げられます)

有名企業ですと、「RIZAPグループ」「神戸物産(業務スーパー)」「ワークマン」「セリア(100円ショップ)」「出前館」などがあげられるでしょう。

このような企業を生活の身近なところから見つけることができると考えるとワクワクしませんか?

ちうことで、2つの株式投資の利益の仕組みをお伝えしましたが、次に株を購入する前に決めておきたいルールについて触れておきましょう。

株式投資を行う際に決めておきたい最低限のルール

株式投資を行う際に、最低限決めておきたい2つのルールがあります。

まず1つは、

 ・期間を決める

ことです。

というのも、株を購入される際に、

「株を保有している期間」

を決めておかないとそもそも分析ができず、投資戦略を立てることができません。

なので、まずどのような基準でも良いので、「この期間まできたら売る」という保有期間を決めましょう。

当然、株を保有する期間が長くなればなるほど「リスク(株価の値動き)」は大きくなります。

なので、最初はリスクを小さくするためにも、あまり長く保有期間をみつもらず、保有期間は短めにしていくと良いと言えます。

まずは、保有期間を「1〜3週間程度にする」を目処に投資をスタートしてみると良いでしょう。

次に

 ・投資の金額を決める

ことです。

というのもここで言う「投資の金額」とは

 ・購入金額

以外に

 ・利益を確定する金額

と、

 ・損切りする金額

も含みます。

これらの金額は購入後に決めようと思っていたとしても、

どうしても感情に左右されてしまうため、そのルールをコロコロと変更してしまいたくなります。

人は感情に左右される生き物です。

なので、必ず株を購入する前に金額を決めて下さい。

オススメは1〜3週間程度で取引をするなら、

利益を確定する金額を15%、損切りをする金額を−10%程度に設定してあげると良いでしょう。

これにより、皆さんの資産は、15%以上増えませんし、10%以上減らない状態を作ることができます。

つまり、簡易的に「投資のリスクをコントロールする」状態をことができます。

このルールを徹底するだけでも、

 ・大きな損失を出し、相場から撤退しなくてはいけない

という最悪の事態を回避することができます。

ここまでの内容を理解できたら早速株を買ってみようという話になってくるのですが、

この先については、次回の記事で書いていきたいと思います。

先に少しだけ触れておくと、最初の一歩にオススメなのは、「自分の興味のある会社から買ってみる」ということです。

上記ルールを守った上で購入すれば大きな失敗からは逃れることができます。

ぜひ一歩踏み出す勇気を持って株を買ってみて下さい。

まとめ

今回は以上になります。

様々な種類の株主優待券があるので、まずは株主優待券について調べてみるだけでも面白いかもしれません。

感情に流されるずに、ルールを決めて投資のリスクをコントロールすることで、第一歩を踏み出すハードルを下げることができます。

次回は更に具体的な手法について解説いたします。

最後までお読みいただきありがとうございました。