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【アップル銀行はメガバンクを駆逐するか】先週のマーケット振り返り2023.4.27

【アップル銀行はメガバンクを駆逐するか】先週のマーケット振り返り2023.4.27

特に日本では話題となっているアップル銀行ですが、
当然日本人&日本居住では口座は作成できず、米国居住が前提となります。
日本人からするとかなりの高金利のため、日本では話題になっている状況です。

日本において年利4.15%は確実に実行できないレベルでして、
運よく海外で口座を作れたとしても為替リスクを背負う必要があります。
それに、今後は円高方向であるのが長期的な視点となるため、
ドル建てにすることによって実質目減りすることが高確率で発生する情勢です。

しかし、日本の円建て&金利が低くても、
日本国内でサービスを開始した場合は一定の反響があるのではと感じています。

というのも、世界ではアンドロイドが圧倒的優位ですが、
日本においてはアイフォン=オシャレというイメージが先行しており
国内シェアは70%近くと言われているレベルです。
日本のおしゃれカフェ筆頭であるスターバックスでは、
アップル社の商品とセットで仕事されている方は相変わらず多く見られます。
印象が良い。これは大きいことです。

さて、アップルと日本のメガバンクでみずほについて
格付け会社(S&P社)にて比較します。

・アップル AA+(上から2番目)
・みずほフィナンシャルグループ A-(上から7番目)

財務基盤から総合的に考えると、アップル社のほうが圧倒的に安全性が高いと言えます。
さらに日本国の銀行は若者を取り込めていないこと、銀行トラブルやドラマの影響で大手銀行に対して
あまり良いイメージを持てていません。
それは私自身も実感があり、メガバンク銀行の法人担当者はかなり上から目線であることを思い出しました。
中小や信用組合は全然そんなことなかったと記憶しています。

これからの10代の若者たちが操作性に慣れたアイフォンを利用して、
初めて口座を開設し、そのまま数十年利用するとなると
【長期的に見るとインフラになりえる可能性が高い】という、
かなりの脅威になるのではないかと感じました。

とはいっても、生活のインフラに入り込むことって難しいじゃないですか。
ということについては大きな同意があります。
ペイペイがあれだけお金をばらまいて電子マネーを普及させたおかげで
ようやくインフラになりつつあるので、アップルでも難しいのでは?と考えられます。
実際、このアップル銀行は米国では苦戦しています。
この程度の金利(4.15%)で米国で広げるサービスとしてはかなり厳しいと言わざるを得ません。

日本国内ではまったく状況が異なるため、アップル銀行が
時間をかけて(若者が大人になるまで)、今の若年層を取り込むことが出来れば将来的に日本のメガバンクを脅かす日が近づいてきたということです。


国内のテレビ業界のように外圧によってようやく仕組みが変わり、衰退する。
そして優秀な人材は外へと出ていきます。
銀行も同じような道を辿る可能性は高そうです。

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橋本裕介
橋本裕介
代表取締役
弊社の事業は、
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を主たる事業フレームとしております。
そして、弊社では不動産を金融商品と考えております。